突然のお葬式でも焦らない!マナーや形式など知っておきたい葬儀の豆知識を解説!

このサイトでは、突然のお葬式で困らないために知っておきたいマナーや形式を紹介しています。
死は突然やってくることも多いので、知識がなければ焦ることもあります。
いざというときに何も知らないようでは、悲しみに暮れた状況で調べなければならないので大変です。
葬儀を行うにあたって小規模にする際の選択肢や、会場の種類なども知っておけば役立つはずです。
どこでするか悩んだときの選び方なども解説するので、参考にしてください。
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突然のお葬式でも焦らない!マナーや形式など知っておきたい葬儀の豆知識を解説!
- 葬儀の焼香マナーは宗派によって違う
- 会社を挙げておこなう葬儀「社葬」とは
- 宗教儀式をしない無宗教葬儀の内容
- 費用を抑えて葬儀をしたい場合のポイント
- 葬儀の香典の包み方や渡し方のマナー(2023.3.15)
- 自由葬と呼ばれる葬儀の特徴や魅力(2023.3.15)
- 葬儀に持参するべき袱紗の選び方とは(2023.3.15)
- 自宅でおこなう葬儀のメリットやデメリット(2023.3.15)
- なぜ仏式の葬儀には数珠を持参するのか(2023.3.15)
- 家族だけでおこなう葬儀の魅力や注意点(2023/8/25)
- 僧侶に渡す葬儀のお布施のマナーのポイント(2023/8/25)
- 音楽が好きな人に選ばれる葬儀「音楽葬」(2023/8/25)
- 季節に合った葬儀の服装の選び方(2023/8/25)
- 仏式の葬儀で読経や焼香をする理由(2023/8/25)
突然のお葬式でも焦らない!マナーや形式など知っておきたい葬儀の豆知識を解説!
葬儀のマナーとして、数珠を借りることはタブーとされています。
宗派に関係なく使うことができる自分用の略式数珠をひとつ持っておくと安心です。
葬儀用品を扱う店舗ならどこでも販売しているでしょう。
1連の数珠でデザインもいろいろあります。
葬式の間、数珠は手首にかけて常に持参する形です。
椅子の上や床に置いてしまうとうっかり忘れて帰ることがあるので気を付けましょう。
お焼香や合掌の際に両手の甲にかけるようにします。
葬儀の焼香マナーは宗派によって違う
仏式の葬儀で行われている焼香はどのようなマナーになっているのか、という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
仏教の葬儀は僧侶が読経をおこない、訪れた弔問客が順番にお香を炉にくべます。
ただし仏式でもどこも同じというわけではなく、この時の作法や回数などはそれぞれの宗派によって異なっています。
例えば曹洞宗の場合には焼香を一人2回するのが特徴です。
まず一礼して右手でお香をつまみ、左手を軽く添えて額の前でおしいただいてから火にくべます。
そして2回目はおしいただかずに1度目のお香の上に載せて合掌して礼拝します。
しかし浄土真宗本願寺派の葬儀では、1回だけ香炉にくべるのが特徴です。
それに加えて額まで上げることなく、そのままするのが基本となっています。
また宗派により3回行うところもあるため注意が必要です。
例えば浄土宗や天台宗では3回することがあります。
このように葬儀も宗派によってそれぞれ異なりますので、出かける前に確認しておくのがお勧めです。
会社を挙げておこなう葬儀「社葬」とは
社葬は一般的な葬儀と何が違うのかという疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
社という文字が入っていることから分かる通り、これは会社で行われる葬儀です。
亡くなった人が勤めていた会社が施主となっておこなわれます。
通常、どのような社員がなくなった場合であっても会社を挙げて葬儀をするということではありません。
一般的にはその会社にとって重要な人が亡くなった場合に行われています。
その一例を挙げると会社の重役、または大きな功績を残した人などです。
社内だけでなく社外からも、関係の深かった人を招いて行うのが特徴です。
その費用を負担するのも、遺族ではなく会社となります。
規模が大きなことから会社を挙げての葬儀をする前には、近親の遺族らで密葬をすることが多いです。
密葬では告別式はおこなわず、一般の弔問客も呼ばないのが一般的です。
通常死亡してからすぐに密葬をおこない、それから1か月から2か月後くらいに社葬をします。
宗教儀式をしない無宗教葬儀の内容
普段から特に信仰を持っていない人の場合には、僧侶を呼んで読経をする仏式や、神道やキリスト教などの宗教儀式をおこなう葬儀に違和感を感じる人もいるでしょう。
そのような場合に選択肢の1つとなるのが無宗教葬です。
これはその名の通り、特定の宗教の法式に則ることなく執り行う葬儀のことです。
お葬式は多くの場合、僧侶などを呼んで行われています。
しかし必ずしも宗教儀式をしなくてはならないというものでもありません。
現代では自由に葬儀のスタイルを選んで無宗教でお別れの会を行うこともあります。
ただし宗教儀式をしないで執り行うとなると、使用できる会場が限定されてしまうこともあるため注意が必要です。
当然のことながら寺院の本堂などは選ぶことが出来ません。
宗教儀式をしないお葬式は参列者が入場したのち、黙祷や献花をすることが多いです。
読経の代わりに音楽の演奏が行われることもあります。
こうしてお別れをしたのちに出棺し、火葬場に向かうことが多いです。
費用を抑えて葬儀をしたい場合のポイント
葬儀をする必要があるけれど、あまりお金をかけられないという人もいるのではないでしょうか。
出来るだけ費用を抑えて葬儀を仕様と考える場合には、公営の斎場を利用するのが良いかも知れません。
各地域にある自治体が所有する公営の斎場は、民営と比較すると安い料金で利用することができます。
基本的にはその自治体に住んでいる人のためのものですが、住民以外でも利用できることがあります。
ただしその場合には住民の場合よりも高めになることが多いです。
また葬儀の形式によっても料金は異なってきますので、予算に合わせて選ぶのも良いかも知れません。
当然のことながら規模が大きい方が、小規模な場合よりも費用が高めになる傾向があります。
一般葬よりも家族葬や一日葬、火葬式なら安く済ませられます。
家族葬は葬儀と告別式を行うもので、一日葬は通夜を行わず1日で告別式をするのが特徴です。
火葬式は通夜も告別式もおこなわず、火葬のみをするので安いです。
葬儀の香典の包み方や渡し方のマナー
通夜や告別式など葬儀に参加する際には基本的に香典を持参しますが、どのように包んだり渡したりしたら良いか分からないという人もいるのではないでしょうか。
しかしマナーが問われる部分であるため、これからの付き合いに影響を与えないためにも基本を押さえておくのがおすすめです。
まず準備として不祝儀袋を用意しておきましょう。
この袋はコンビニやスーパーマーケットなどでも売られています。
金額は故人との関係や年齢によって変わってきます。
友人や知人、同僚などの場合には年齢により3千円から5万円程度、親や親族の場合には5万円から10万円くらいが相場です。
不祝儀袋の表袋には水引の上に仏教ならば「御霊前」その下に名前を書き、内袋の表には金額、裏側には住所と氏名を書きます。
表袋の文字は薄墨で書くのがポイントです。
葬儀に香典を持っていくときには、袱紗に包んで持参するようにします。
渡す際には左手で袱紗から取り出して、相手の方に向きを変えて渡すのがマナーです。
自由葬と呼ばれる葬儀の特徴や魅力
多くの日本人にとってなじみのある葬儀といえば仏教式のものですが、そういった従来通りのものではないお別れの仕方をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
もし宗教にとらわれないで故人とのお別れをしたいというのであれば、自由葬を選ぶのも良いかも知れません。
無宗教葬とも呼ばれるこのタイプの葬儀は、自由な形式でおこなうのが特徴です。
仏式ならば僧侶を呼び、読経をしてもらったり訪れた人達が焼香をしたりするのが一般的です。
しかし自由葬ではこのような特定の宗教の法式に従って葬儀をするのではありません。
内容は希望に合わせて自分たちで決めることができます。
とはいえ一般的に行われることが多いのは、献花や音楽の演奏などです。
このような無宗教葬の1つには音楽葬と呼ばれるものがあります。
故人が好きだった曲を流したり、生演奏をしたりするなど音楽でお別れをするのが特徴です。
ただしこういった自由な葬儀は、利用できる斎場が限られることがあります。
葬儀に持参するべき袱紗の選び方とは
葬儀にお香典やお布施を持参するときには袱紗に包むのがマナーですが、いくつかの種類があるためどのようなタイプを選べばよいか迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。
袱紗は金封を包むための布で、絹や合成繊維などで作られているものが多くあります。
不祝儀だけでなくお祝い事で金封を持ち歩く際にも使われていますが、用途によって色は変える必要がある点は間違えないようにしたいところです。
基本的におめでたいときには赤やピンク、黄色などの暖色系、そしてお悔やみの場合には暗い緑や紺など寒色系のものが使われます。
またデザインも色々なものがありますので、用途に合ったものを選ぶ必要があります。
華やかな吉祥模様が入ったものは慶事用で、弔事用は控えめな蓮や菊などの柄です。
ただし慶事でも弔事でもどちらも使えるものもあります。
それは濃い紫色の無地タイプです。
葬儀に持参するお布施やお香典は、寒色や濃い紫の地味なものを選びましょう。
自宅でおこなう葬儀のメリットやデメリット
昔ながらの自宅での葬儀をするかどうか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今の時代では斎場を利用して通夜や告別式をすることが多いですが、場合によっては自分の家ですることも不可能ではありません。
隣の方々や親せきなどの手を借りつつ、昔は住み慣れた家で葬儀をおこなうことは一般的なことでした。
そのような葬儀を家でするメリットとしては、故人が希望していた場合にはそれを叶えることが出来るということが挙げられます。
慣れ親しんだ場所でできるので、落ち着いて納得の葬儀が出来る可能性があります。
一方、デメリットとしては十分なスペースが必要になるということが挙げられるでしょう。
自分の家が狭い場合には、したくてもできないということも考えられます。
また弔問客が自宅にやってくるので、部屋を片付けておく必要がある点もデメリットかもしれません。
斎場を利用する場合と異なり、参列者へのおもてなしの配慮も必要になることがあります。
なぜ仏式の葬儀には数珠を持参するのか
仏式の葬儀に参列した際、皆が数珠を持っていることに気づく人もは多いでしょう。
念珠とも呼ばれるこの仏教の法具は、いくつもの珠が連なって輪っか状になっているのが特徴です。
珠でできた輪には房が付いていることも少なくありません。
葬儀に参列する際には、基本的に数珠を持参するのがマナーとなっています。
正式なものと略式のものがあり、正式の場合には珠は108つあります。
これは人間の煩悩の数といわれていて、煩悩の数だけ珠のある法具はお守りとしての意味もあるといわれいるようです。
仏前にお参りする際には、そのような念珠を持つのが正式な作法といわれています。
そのため仏教式の葬儀では持参した方が良いです。
持ち方や使い方などは宗派によって異なることがありますが、基本的には左手で持っておきます。
そして合掌する際には、両手に掛けることが多いです。
また房が下に垂れるように持つのがポイントです。
もちろんこの法具が必要なのは仏式の葬儀だけで、神式やキリスト教式では不要です。
家族だけでおこなう葬儀の魅力や注意点
葬儀をするなら家族だけで小規模に行いたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
高齢化や核家族化の現代では、そういった少人数でのお葬式が注目を集めています。
特に感染症が流行していて大人数が集まることを避ける機会の増えた近年では、葬儀もあまり人を集めずにするケースが多いです。
家族だけでの葬儀には家族葬があります。
これは家族を中心とした身内だけでするのが特徴ですが、従来のように通夜や告別式をおこないます。
一般会葬者は呼ばないので、おもてなしに気を使ったり忙しくしたりせず落ち着いてお別れが出来るのがメリットです。
また葬儀スタイルを自分たちの好みだけで決められたり、返礼品や精進落としの方法などを自由に決めたりすることもできます。
しかし後日になって、呼ばなかった人への対応をしなくてはならないこともあるでしょう。
それから参列者が少ないので、受け取るお香典のトータル金額も少なくなるというデメリットもあります。
僧侶に渡す葬儀のお布施のマナーのポイント
僧侶を呼んで葬儀をする際にはお布施を渡す必要がありますが、どのようにするべきなのか分からず不安に思う人もいるのではないでしょうか。
読経などのお礼として僧侶に金銭を渡すタイミングは、一般的に葬儀が始まる前が良いといわれています。
しかしタイミングが合わないこともありますので、その場合には終了後に渡すと良いでしょう。
表書きには「御布施」と黒い筆ペンや毛筆などで書きますが、葬儀であっても薄墨ではなく通常の濃い黒の墨にするのがポイントです。
包みは奉書紙か白い無地の封筒です。
葬儀といえば黒・白などの水引が付いているもの不祝儀袋を連想するかもしれませんが、水引がついていないもので良いとされています。
持参する際にはお香典同様に袱紗に包むのがマナーです。
そして渡すときには袱紗の上に載せて、僧侶の方に向けて渡すようにします。
座って渡すのならば、切手盆の上にのせて渡すという方法もあります。
音楽が好きな人に選ばれる葬儀「音楽葬」
新しい葬儀の形として広がり始めているのが、故人が生前好きだった楽曲を流してお別れをする音楽葬です。
無宗教葬に該当するので、宗教や宗派を問わずに行うことができるというメリットがあります。
故人の好きな曲はCDを使う以外に、ピアノなどの生演奏をお願いする方法もあります。
団体層などの規模が大きなお葬式なら、オーケストラを呼ぶところもあるかもしれません。
家族がどのアーティストの、どの楽曲が好きなのか把握している場合はいいですが、具体的にどんな曲がいいか判断しづらい場合は、生前にエンディングノートなどに書いてもらうようにすればいいでしょう。
音楽葬の最大のメリットは、故人と特定の楽曲を結びつけることで、人々の記憶に大切な人を印象付けやすくなるという点です。
お店や自宅で、葬儀中に流れた楽曲を聞くことで、その人を思い出すことになります。
ただ、新しい形式の葬儀だからこそ、周囲の理解を得ることが重要だという点を忘れないようにしましょう。
季節に合った葬儀の服装の選び方
季節に合わせて葬儀の服装を選ぶことも大切なポイントであり、夏は猛暑が続くため涼しさを感じる生地に注目です。
今はスーツも実際に着ると通気性が良かったり涼しさを感じることができるものがあります。
葬儀に出席するのは家族で出席する場合も会うため、季節に合ったものを家族の分用意できるように考えていくことも大切なポイントです。
学生の場合、学生服で基本的に問題ないため、家族の分を無理してすべて買わなくても、対応していくことができます。
頻繁に起こるようなことではないため、今あるものを活用していくことも重要になります。
お葬式の準備を進めていく際に、学生にとっても夏服があるので、夏の時期も適したものを用意できます。
専門店で大人は必要に応じて季節のことも考えたよう服を選べるようにする事をおすすめします。
お店のスタッフに相談をするとスムーズに選ぶことができ、シーズンごとにお店に行って今の時期に合ったものを買うこともできます。
仏式の葬儀で読経や焼香をする理由
仏式の葬儀ではなぜ僧侶が読経をしたり、皆で焼香をするのかという疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
仏式の葬儀では僧侶がお経をあげるのが一般的ですが、読経をする目的には遺族の心を落ち着かせて悲しみを和らげるということが挙げられます。
仏陀の教えが書かれているお経を読むことで、集まった人たちの供養の心を高める役割もあります。
また亡くなった人を導く意味もあるとされる場合もあるでしょう。
仏教の葬儀では香を焚いて拝む焼香も行われますが、それには供養をするという意味があります。
香りはあの世の食べ物であるという考えがあり、香りをお供えすることで亡くなったや仏様への方への供養をすることにつながっているのです。
それから焼香をすることで、葬儀に参列している人それぞれが自身の邪気を払うという意味もあるといわれています。
昔は現代のように遺体の保存技術が発達していなかったので、臭いを消すためにもなっていました。